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世田谷線
作詩作曲 崎村俊幸
編曲 渡辺高史

ウソみたいにのんびりした街並みを 抜けて線路は小高い丘をゆく
駅と呼ぶには小さすぎるけれど 長いベンチに夕日が差しかかる

あの日君がくれたお守りを納めに 世田谷八幡宮の納札所まで
西太子堂から宮の坂まで 夕日を追いかけて環七越えた

ひた走る世田谷線は 僕を乗せてゆくあの日に向かい
君が住む隣町まで遠く遠く長い道

二人で歩いてたユリの木通り 買い物にくり出した商店街
カーブをぬけるとバス通りの踏み切り 近道を見つけては喜んでた

何度もサヨナラした松原駅 最後のサヨナラした山下駅
喧嘩した時も笑い合えた日々 僕たちだけは違うと思ってた

すれ違う世田谷線は 君を乗せてゆくほんの少し遠く
見慣れてる風景だけど いつもと違う気がした

にんじんタワーの展望ロビーで 僕の家と君んちまでの距離を
指で測って飛び越えられると 真顔で話した君が好きだった

ひた走る世田谷線は 僕を乗せてゆくあの日に向かい
君が住む隣町まで遠く遠く長い道

すれ違う世田谷線は 君を乗せてゆくほんの少し遠く
見慣れてる風景だけど いつもと違う気がした